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執筆者の写真みずき 英会話教室

ポケモンSVの舞台、パルデア地方のマップを考察していく!#1

前回と前々回の考察ブログではポケモンSVの新仕様「テラスタル」を言語面、そして地学面から考察しました。もしそちらの記事を読んでいない方は、ぜひ読了してから本記事を読んでいただけますと幸いです!


さて今回からなのですが、以前行った考察をもとに、今作の舞台であるパルデア地方のマップを考察していきたいと思います。パルデア地方はスペインがモデルとなっているという前提で、すでにPVで明らかになっている地形、以前行った言語面/地学面からの考察、そして筆者であるみずきがスペインに行った際に経験した体験を元に、どのような特徴が本作で期待できるのか、考察していきます!


さて、マップを考察するにあたり一番の手がかりとなるのはモデルとなる国の特徴でしょう。というわけで、まずはスペインの特徴を見ていきたいと思います。


スペインはヨーロッパ南西部のイベリア半島に位置し、地中海と大西洋の玄関口となっている王国です。ちなみに国名の正式表記は「Reino de España(レイノ・デ・エスパーニャ)」となります、かっこいいですよね。国土の北にはピレネー山脈を挟んでフランスが、西には違う言語を使うのにお互いの言葉を理解できるポルトガルが、そして南には第二次世界大戦中に重要拠点として機能していたジブラルタルがあります。東には地中海があり、イタリアはサルディーニャ島が近いです。


スペイン内部を見ていくと、首都は世界的にもサッカーの強豪、Real Madrid CFが本拠地をおく「Madrid(西:マドリー)」。マドリー以外にも、マドリー同様にサッカーの強豪FC Barcelonaの本拠地がある「Barcelona(西:バルセローナ)」、オレンジで有名な「Valencia(西:ヴァレンシア)」や、きれいなイスラム文化の街並みが残る「Granada(西:グラナダ)」など、ほかにも一度は観光で訪れたいと思うような街が多数あるヨーロッパ有数の観光大国です。歴史や文化はもちろん、温暖で過ごしやすい環境を活かし、夏は毎年多くの観光客を、ヨーロッパをはじめとしたさまざまな地域から受け入れています。私が住んでいたドイツの方でも夏休みに必ず地中海に旅行に行くという風習があるのですが(もちろん皆が行くわけではないですが)、スペインもその候補としてよく上がっていました。


もう少し地理的特徴を見ていくと、先述の通り温暖で過ごしやすい環境です。スペインは西岸海洋性気候、地中海性気候に属しているので、年中温暖で過ごしやすくなっています。ケッペンの気候区分でいうと、マドリーやバルセロナは地中海性気候、ビルバオなどは海洋性気候に属しています。夏はカラッとしていて、気温の割には涼しく過ごせる気候なので、ヨーロッパを始め世界中から多くの観光客を抜かえております。海沿いの町は、温暖な海流の影響もあり暖かいですが、大陸内部のマドリーなどは冬はかなり寒くなります。旅行としていくのでしたら雨があまり降らず、過ごしやすい春か夏がお勧めです。私自身、マドリーとバルセロナ、そしてバレンシアに行ったことがありますので、簡単に3つの都市がどのようなところかまとめてみます。


まずは首都のマドリー。スペインの中心部に位置し、人口や経済的にもスペイン最大の都市です。観光スポットも多いですが、それ以上にファッションやスポーツにより多くの観光客を取り入れています。有名な観光スポットは、マドリード王宮がいるオリエンテ宮殿、プラド美術館やソフィア王妃芸術センターなどの美術館、国技である闘牛のアリーナ「ラス・ベンタス闘牛場」、そしてサッカー好きなら一度は観戦してみたい「エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウ」、などがあげられるでしょうか。私は子供のころに家族旅行でマドリーに行きましたが、もっぱら美術館や著名な建築物を見て回ったのを覚えています。


お次はバルセロナ、マドリーに次ぐスペイン2番目の都市です。スペインの北東部に位置し、海岸沿いにあるため、通年で温暖な気候で有名です。経済的には数多くの海外資本が進出しており、それらが経済を回しています。ちなみに本記事ではスペインの都市としていますが、現在ではカタルーニャ地方のスペインからの独立運動が盛んにおこなわれており、バルセロナもこのカタルーニャ地方に属しています。閑話休題、バルセロナの観光スポットに紹介に戻ります。バルセロナといえばガウディでしょう。2026年完成予定のサグラダ・ファミリアやエウビゼ・グエルと共同作であるグエル公園など建築家アンドニ・ガウディが残した建築品を見に行くのがいいでしょう。ガウディの作品はもちろん、芸術家パブロ・ピカソの作品が多く展示されているピカソ美術館、ジョアン・ミロの絵画や彫刻が展示されているジョアン・ミロ財団美術館など、多くの美術館もあります。そしてもちろん、サッカーファンなら一度は訪れたいカンプ・ノウなどがあげられるでしょうか。私は小学生のころ、言い方を変えれば芸術を一切理解することができない頃にバルセロナに行きましたが、この旅行を機に、美術館や建築を見るのが大好きになりました。特にガウディのサグラダ・ファミリアやグエル公園は今でも記憶に残っております。グエル公園のトカゲのミニチュアが今でもあります笑。カンプ・ノウも訪れましたね、まだ現役のロナウジーニョとメッシの共演を生で見られたのはいい経験です(対戦相手は忘れました……)。芸術好きはぜひとも訪れてみてはいかがでしょうか?


そして最後のご紹介はバレンシア!バレンシア湾に面するスペイン3番目の都市です。こうみると、私はスペインの中でも規模の大きい都市にしか行ってないんですね……。地中海に面していること、そして近くの山岳部によっておこるフェーン現象。ちなみにバレンシアはオレンジの産地としても有名ですが、品種としてのバレンシアオレンジはアメリカのカリフォルニア州が原産地です。私の記憶が正しければですが、カリフォルニアに移住したスペイン人がはじめて栽培したオレンジが、彼の母国バレンシアのオレンジに似ているので「バレンシアオレンジ」と名付けたことから、この名前になったらしいです。ちなみにスペインのバレンシアのオレンジはめっちゃうまいです、ホテルの朝食で飲めた絞りたてオレンジジュースは本当においしかったです。そんなバレンシアの観光スポットは、面白い建築をしているバレンシア大聖堂、そしてマドリーとバルセロナ同様、数多くの美術/博物館、そして何と言ってもきれいなビーチでしょう。地中海に面したきれいなビーチがあるので、ぜひ夏の旅行先として検討してみてはいかがでしょうか?


さて、長くなってきましたが今回の記事ではパルデア地方のモデルであるスペインがどのような国かを見てきました。次回はポケモンSVでも重要な要素である、スペインの歴史を見ていきたいと思います。すでに明らかになったパッケージポケモンの名前、「コライドン」と「ミライドン」からも推測できるように、パルデア地方の歴史は本作の重要要素なのではないかと思います。スペインの歴史を確認しつつ、パルデア地方がどのような地方になるのか、確認していきましょう!


それでは今回は以上となります、また次回の考察でお会いしましょう!

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